fc2ブログ

俺がうつ伏せで寝始めたら夏 ~集まれ!みんなのオリジナル夏到来基準~

ヒマワリ、風鈴、セミの声。
世の中には、見たり聞いたりした人に「あぁ、夏が来たんだなぁ」と感じさせるものがたくさんある。

しかしそんな中で、僕にはもっと絶対的な夏の訪れの基準がある。
それがこちら。

IMG_2827.jpg
「俺がうつ伏せで寝始めたら夏」だ。


夏以外の季節はこのようにあお向けで寝ているのだが、
IMG_2828.jpg
毎年暑くなってくると、あお向けでは寝苦しくなってうつ伏せで寝始める日がやってくる。

季節の変わり目GIF
これが季節の変わり目です

このことに初めて気づいてからもう15年ぐらいたつが、毎年必ずその日は来ている。なので僕の中では、何よりも絶対的な夏の訪れの基準となっている。
大学生のころ、「いつか気象庁が、夏到来の観測基準になってくれと俺のことを迎えにくるかもしれない。そうなったら俺は、毎日寝姿を見せるだけで金がもらえる生活だ」と友人に話していたぐらいだ。

こういう、自分だけの夏到来の基準、みんなも持ってるんじゃないだろうか。



けっこうみんなも持っていた!
図1
”二の腕が咲いた!” の部分はいったん忘れてください。

SNSで募集してみたところ、9つ「オリジナル夏到来基準」が寄せられた。
こういう、SNSを使って「あなたのことを教えてください」みたいな呼びかけをするのは初めてだったので、ほんとに集まるんだろうかと思っていたが、想像以上に集まって、続々と同志が現れる感じがして心強かった。

どれもすごく個人的なものばかりで面白かったので、1つずつ紹介したい。


体で感じる系
・長ズボンの裾(左脚のみ)をひざ下までまくるようになったら夏
一番最初に寄せられたものがこれだったのだけど、いきなりものすごく個人的な基準だったのが良くて、思わず膝を打った(比喩ではなく本当に)。

「なぜ左脚だけ?」とご本人に聞いてみたところ、「利き足ではあるけど理由は分からない」とのこと。夏になるとなぜか利き足の裾だけまくっちゃう。なんだか本能的でいい。
図10
実際にやってみると左脚の涼しさが際立って、トータルの体感としては両脚出すより涼しい気がした。

・タンクトップ着ちゃったら夏
「着ちゃった」がポイント。ご本人(女性)いわく、「羞恥心が暑さに勝てなくなってしまう」とのこと。可愛らしい。

・アイスコーヒーの飲み過ぎでお腹下し気味になってきたら
季節の訪れを告げるタイプの腹時計。


脳で感じる系
・刺身を買って帰るのに抵抗を感じたら夏
IMG_2787.jpg
この話を聞いて、僕もこの時期に刺身を買うことに抵抗を感じるようになった。新たな感覚を開かれるとはこのこと。

・渡辺美里の「夏が来た!」が頭の中を巡り出したら夏
大黒摩季の「夏が来る」派もいそう。


周りの人から感じる系
・女友達の日焼け止めを塗る量が増えたなぁと思ったら夏
図11
これを教えてくれたのは女子大生。学校に通っている世代の女子じゃないと、なかなか感じられないやつですね。


臭い系
・旦那の洗濯ものが酸っぱくなってきたらいよいよ夏到来
IMG_2861.jpg
別の既婚男性で「例年自分が臭くなるけど今年はまだ臭ってない」と言っている方がいたが、ご本人より奥さんの方が感じているかもしれない。


ポエム系
内容としては「体で感じる」「脳で感じる」ものなんだけど、その表現が詩的でウットリさせられたものたちです。

・家を出た時に、カッとびっくりするぐらいの光量を感じたら夏
サラリーマンをしながら演劇もやっている方より。「カッと」や「光量」という表現が素敵。

・夏の匂いがしたとき
ご本人曰く、夏の匂いとは「少し湿り気があるけど、最後に乾いたような熱さを感じる匂い」とのこと。
夏の匂いというものがあることは感覚的には分からなくないけど、ここまで明確に言葉にできるのがすごい。




公式の夏 vs 俺たちの夏
ところで、これらの超個人的な夏到来基準、実際のところ気温でいうと何℃ぐらいでみんな感じているのだろうか?
そこも気になったので、それぞれ今年初めて感じたのがいつだったかを聞いて、東京の最高気温と並べてみたのが下の図だ。(今回オリジナル夏基準を教えてくれた方がだいたいみんな関東に住んでいたので、東京を基準としました)
図4
すると、
・6月の初旬に28℃前後で夏到来を感じていた人
・6月末~7月上旬にかけて32℃あたりで感じた人
の2グループにきれいに分かれた。

前ぶれの段階から夏をとらえるタイプと、いよいよ!となって感じるタイプの2派には分かれたが、どちらのグループも、どんな出来事で夏を感じるかは人それぞれなのに、だいたい同じ気温でその基準が訪れているのが面白い。

そして、気象庁が定める公式の夏基準、「夏日(25℃以上)」「真夏日(30℃以上)」と比べると、我々は2~3℃高いところで夏の訪れを感じていることになる。
夏日と真夏日がいつ決まったものかは分からなかったが、もはや我々の感覚としては夏日が28℃で真夏日が32℃。夏が来たと感じる基準はインフレ状態だった。

もし気象庁の方がこのブログを読むことがあったら、ぜひこの民意とのギャップを知っていただき、公式夏基準の見直しを検討していただきたい。
そしてその暁には、僕を観測基準として迎えにきてほしい。

図5
ちなみに僕が今年初めてセミの鳴き声を聞いた7月12日の最高気温は、ジャスト真夏日の30℃。あいつ、めちゃくちゃ体制寄りだな。
今後、国家権力にヘコヘコしている人のことは「国家の犬」ではなく「国家のセミ」と呼ぼう。



------------------------------------------------------------------------------------------------------------
おまけ
実は僕はもう1つ、「二の腕を出す服装の人が急に増えて、"二の腕が咲いた!"と感じたら夏」という夏到来基準も持っていた。

数年前汐留あたりで働いてた時、ある日ふと感じたもので、それは3月の後半に桜に対して「昨日はそんなにだったのに、今日は一気に咲いたなぁ」と感じるのとすごく似ていた。

こちらもいつ訪れるのか検証してみようと、6月の半ばから約1ヶ月、毎週末新宿で路上観察をしたが、結論から言うとあまり咲いた!と感じる日はなかった。
キラキラした街汐留だけで起こるゲリラ豪雨的なやつだったのかもしれない。

図6
最高気温34.5℃だった7月15日でこんな感じ。咲いた!には程遠かった。

図7
二の腕出してる人がどれぐらいいるか、毎週カウントもした。

IMG_2437.jpg
二の腕を出してない人を右手で、出してる人を左手でカウント

図8
このアスファルトの継ぎ目を通過した時にカウントすることにしたら、新種の「太鼓の達人」みたいになった。

ただ、二の腕を出している人の数をカウントした結果は、何となく最高気温と関係している感じになった。
図9
比例していると言えなくもなさそうな結果

もう少しきちんと調べたら、天気予報で「今日の二の腕指数は40%。暑かったですねぇ」などと言えて面白いんじゃないだろうか。
気象庁の方、もしご興味持たれましたらぜひご連絡ください。(国家のセミより)

コメント

かんた

初訪問
お初にお目にかかります。
かんたと言います。

夏到来基準、大変面白く見させていただきました。
僕の中での夏到来基準は、「ガリガリ君」ですかね(笑)

高瀬 雄一郎

かんた さん
コメントいただきありがとうございます!嬉しいです。
かんたさんの夏基準はガリガリ君ですか。
他のアイスより断然夏に食べるものって感じがしますね!
非公開コメント

高瀬 雄一郎

変な設定や工作を用意して、その中でみんなでふざけてもらえるような遊びを日々考えています。
twitter:@hentekoasobi
Facebook:/yuichiro.takase

Twitter

ACCESS