満員ギューギューの電車の中に立っている。僕の背中には、日本人の彼女を熱くバックハグする西洋系のイケメン男性。彼は彼女の耳もとでずっと何かをささやき、彼女の耳と心をくすぐっている。しかしその吐息にも似たささやきは、同時に僕の耳にも届いている。君の口もとから一番近いのは彼女の耳かもしれないが、二番目に近いのは僕の耳。しかもものすごく僅差だ。愛をささやかれているのは僕なのかもしれない。
「・・・・university?」何て言ってるのかは分からないけど、大卒だし大学職員だからYes!
高瀬 雄一郎
変な設定や工作を用意して、その中でみんなでふざけてもらえるような遊びを日々考えています。twitter:@hentekoasobiFacebook:/yuichiro.takase
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